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第十二話 六人の約束
かっちょいいシーンが来るぞ!
**第十二話 六人の約束**
王都北部。
黒い霧が空を覆っていた。
🦍「......きなこ」
震える声だった。
🐰「ドズルさん」
ドズルの瞳から涙が落ちる。
前世。
旅の日々。
仲間たち。
笑い声。
焚き火。
そして。
魔王城。
全部思い出した。
🦍「馬鹿野郎......」
🐰「......」
🦍「なんで一人で行ったんだ」
🐰「あの時は」
🦍「なんで俺たち置いてった!」
怒鳴る声。
でも。
それは怒りじゃなかった。
後悔だった。
🦍「どれだけ後悔したと思ってる」
🦍「どれだけ会いたかったと思ってる」
🐰「......ごめんなさい」
🦍「謝るな」
🐰「でも」
🦍「謝るな」
ドズルは一歩前へ出る。
🦍「迎えに来たぞ」
🐰「!」
🦍「勇者」
その言葉に。
きなこは泣きながら笑った。
🐰「遅いです」
🦍「悪かったな」
🍆「本当に遅かったね!」
⛄️「最後だったもんね!」
🍌「安定の最後だな」
🐷「予想通りだ」
🦍「うるせぇ!」
久しぶりだった。
前世で交わした言葉。
前世で向けられた笑顔。
ようやく。
六人全員が揃った。
しかし。
「感動の再会は終わったか?」
魔王軍幹部が笑う。
赤い瞳が細くなる。
「ならば絶望を見せてやろう」
黒い霧が爆発した。
ドォォォォォン!!!
空が染まる。
大地が震える。
無数の魔物。
何百。
何千。
地平線が埋め尽くされる。
🦍「多いな!」
⛄️「多いね!」
🍆「すごく多い!」
🍌「面倒だな」
🐷「帰りてぇ」
🐰「楽しそう!」
🐷「お前だけだ」
みんな笑った。
不思議だった。
前世なら。
怖かったかもしれない。
だけど今は。
六人揃っている。
なら負ける気がしなかった。
🦍「行くぞ!」
勇者の剣が光る。
🍆「ちゃんと帰るからね!」
⛄️「約束だからね!」
🍌「誰も置いていかない」
🐷「今度はな」
🐰「うん!」
そして。
六人は駆け出した。
**戦闘は激しかった**
🦍が前へ出る。
🍆が支える。
🍌が敵を翻弄する。
⛄️が氷の矢を降らせる。
🐷が高位魔法を放つ。
そして。
🐰が道を切り開く。
前世より強くなっていた。
全員が。
魔王軍幹部の顔が歪む。
「なぜだ......」
「なぜそんなに強い!」
🐰「決まってる」
杖を握る。
🐰「一人じゃないから」
後ろを見る。
仲間たちがいる。
前世でも。
今世でも。
ずっと大好きだった仲間。
🦍「終わらせるぞ!」
🍆「もちろん!」
🍌「早く帰りたいしな」
⛄️「ご飯食べたい!」
🐷「理由が軽いな」
みんな笑う。
その笑い声に。
きなこも笑った。
そして。
巨大な魔法陣を展開する。
全属性魔法。
今のきなこだから使える。
最強の一撃。
🐰「みんな!」
🦍「おう!」
🍆「任せて!」
🍌「やるか」
⛄️「いこう!」
🐷「派手にな」
六人の力が重なる。
魔力が天へ昇る。
魔王軍幹部が叫ぶ。
「やめろぉぉぉ!」
もう遅い。
🐰「これは」
🦍「俺たちの」
🍆「約束!」
🍌「続きだ」
⛄️「みんなで!」
🐷「取り戻した」
六人は笑った。
そして。
🐰🦍🍆🍌⛄️🐷
**`「約束の続きだ!!」`**
光が世界を包み込んだ。
ドォォォォォォォォォン!!
黒い霧が消える。
魔物たちが消える。
幹部も消える。
静寂。
そして。
優しい風が吹いた。
戦いは終わった。
六人は顔を見合わせる。
🐰「みんな」
全員が振り向く。
🐰「ありがとう」
少しだけ涙ぐみながら笑う。
🐰「また会ってくれて」
🐰「仲間でいてくれて」
沈黙。
そして。
🦍「当たり前だろ」
🍆「今さらだね!」
🍌「ずっと仲間だ」
⛄️「ずーっと一緒!」
🐷「約束したからな」
きなこは笑った。
天界で待った時間も。
寂しかった時間も。
全部。
報われた気がした。
六人の約束は。
ようやく続きを描き始めた。
そして。
その続きを。
これからも六人で歩いていく。
第一部 完
第二部はシリアス3割、日常、ほんわか7割くらいで出します!
第一部と第二部の差(どこから第二部というのはこの第十二話のあとがきでしかわかりません笑すみません)
次回から第二部に入ります!(第十三話)