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第十一話 最後の1人
ドズルさん・・・・!!遅いじゃないですか〜〜!!
**第十一話 最後の1人**
聖樹の森から王都へ戻る道。
六人は静かに歩いていた。
記憶を取り戻した者。
🐰きなこ
🐷MEN
🍌おんりー
⛄️おらふくん
🍆ぼんさん
そして。
まだ思い出していない者。
🦍ドズル。
ただ一人。
🦍「なんか最近みんな変じゃないか?」
全員の肩がびくっと跳ねた。
🍌「気のせいだ」
🐷「気のせいだな」
⛄️「気のせいだよ!」
🍆「気のせいじゃない?」
🐰「気のせいです!」
🦍「お前ら絶対何か隠してるだろ」
全員が目を逸らした。
**その日の夜**
王都の宿。
ドズル以外は眠れなかった。
🍆「どうする?」
🍌「いつかは思い出す」
⛄️「でも早く思い出してほしいなぁ」
🐷「焦るな」
🐰「......」
きなこだけ黙っていた。
🦍は思い出していない。
それは少し寂しい。
だけど。
怖かった。
思い出した時。
また前世のあの日を思い出させてしまう。
自分が死んだ日のことを。
🍆「きなこ」
🐰「ん?」
🍆「大丈夫」
優しい声。
🍆「ドズさんなら絶対戻ってくる」
🐰「......うん」
**翌朝 冒険者ギルド**
受付嬢が青い顔で駆け込んできた。
「緊急依頼です!!」
🐷「来たな」
🍌「何がだ」
🐷「嫌な予感」
嫌な予感は当たった。
「北部で魔物が大量発生しています!」
🦍「討伐か!」
「しかも全て上級個体です!」
🐰「......」
その瞬間。
きなこの顔色が変わった。
🍌も。
⛄️も。
🍆も。
同じだった。
前世。
魔王軍が大規模侵攻を始めた時。
まったく同じ報告だったからだ。
**王都北部**
空が黒く染まっていた。
🦍「なんだこれ」
🍆「魔力がおかしい」
🍌「普通じゃないな」
🐷「魔王軍だ」
🦍「魔王軍?」
その瞬間。
黒い霧が集まり始めた。
巨大な魔法陣。
そこから現れたのは、
黒い鎧をまとった人影。
🐰「......お前」
忘れるはずがなかった。
前世。
魔王軍四天王の一人。
勇者パーティーと幾度も戦った敵。
「久しぶりだな」
赤い瞳が細くなる。
「勇者」
その言葉に、
ドズルが反応した。
🦍「勇者?」
敵は笑う。
「まだ思い出していないのか」
「お前だけ」
🦍「何の話だ」
🍌「......」
⛄️「......」
🍆「......」
🐰「......」
全員が黙る。
🦍「まさか」
ようやく気付く。
🦍「お前ら知ってるのか?」
誰も答えない。
すると敵が笑った。
「愚かなものだ」
「仲間に守られていることにも気付かぬとは」
🐰「黙れ」
低い声だった。
敵は構わず続ける。
「勇者」
「今回も仲間を守るために死ぬのか?」
その瞬間。
🐰「っ!!」
前世の記憶。
魔王城。
黒い光。
仲間。
別れ。
全部が蘇る。
呼吸が乱れる。
🍆「きなこ!」
⛄️「大丈夫!?」
🍌「落ち着け」
だが。
敵の言葉は止まらない。
「また失うぞ」
「また守れない」
「また一人になる」
🐰「うるさい!!」
ドォォォォォン!!
瞬間。
きなこの魔力が爆発した。
大地が揺れる。
空気が震える。
そして。
その光景を見たドズルの頭に、
ひびが入るような感覚が走った。
🦍「......あ」
知らないはずの景色。
知らないはずの声。
だけど。
忘れたことなんて一度もなかった。
🐰『ドズルさん!』
🦍「......きなこ」
世界が揺れる。
消えていく勇者。
伸ばした手。
届かなかった背中。
そして叫んだ。
🦍『きなこぉぉぉぉ!!』
記憶が。
一気に戻った。
変なところで切っちゃいましたが、すぐに続き出します