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第六話 思い出せない記憶
おんりーチャンが思い出す・・・かも?の回です
**第六話 思い出せない記憶**
スタンピードから三日後。
一行は王都へ戻っていた。
🐰「王都ひさしぶり!」
🐷「三日だろ」
🐰「長かったよ!」
🍌「そうか?」
⛄️「ぼくもちょっと長く感じた!」
🐷「お前ら似てるな」
現在のパーティーは、
🐰きなこ
🐷MEN
🍌おんりー
⛄️おらふくん
そして最近よく一緒に行動するようになった、
🦍ドズル
🍆ぼんさん
六人。
ついに全員が揃った。
ただし。
まだ誰も気付いていない。
本当の意味では。
**冒険者ギルド**
いつものように依頼を探していると、
受付嬢が慌てて駆け込んできた。
「大変です!!」
🐰「また?」
🐷「まただな」
「王都近くの古代遺跡で異変が発生しました!」
🐰「遺跡!?」
🍌「目が輝いたな」
🐰「遺跡ってロマンあるじゃん!」
🐷「面倒事の間違いだろ」
依頼内容は遺跡調査。
最近になって魔物が現れ始めたらしい。
🦍「面白そうだな!」
🍆「普通に危ないと思うけど?」
⛄️「でも気になる!」
🍌「行くか」
こうして六人は古代遺跡へ向かった。
**古代遺跡**
巨大な石造りの建物。
長い年月によって崩れかけている。
🐰「すごーい!」
⛄️「広いね!」
🍆「迷いそうだね」
🦍「迷ったら壁壊せばいい!」
🍌「却下」
🐷「却下だ」
全員一致だった。
奥へ進む。
すると突然。
壁が青白く光り始めた。
🐰「ん?」
🍌「魔法か?」
🍆「古代魔法かな?」
光が揺らめく。
そして映像を作り出した。
そこには。
六人の冒険者が映っていた。
🐰「!」
息が止まる。
勇者。
格闘家。
剣士。
弓使い。
神宮。
シーフ。
顔までは分からない。
ぼやけている。
けれど。
きなこには分かった。
前世の自分たちだ。
🍌「なんだこれ」
⛄️「昔の冒険者かな?」
🍆「仲良さそうだね」
🦍「強そうだな!」
きなこだけ何も言えない。
映像は変わる。
焚き火。
食事。
訓練。
喧嘩。
笑顔。
前世の旅。
そのものだった。
🐰「……」
懐かしい。
嬉しい。
だけど少し苦しい。
その時。
🍌「っ!?」
おんりーが頭を押さえた。
⛄️「おんりー!?」
🍆「大丈夫?」
🍌「なんだ……」
頭の中に映像が流れ込む。
高い岩の上。
弓を構えている自分。
『🍌!』
誰かの声。
懐かしい声。
『援護お願い!』
気付けば答えていた。
『任せろ!』
そこで記憶は途切れる。
🍌「……今のなんだ」
🐰「!」
心臓が大きく鳴る。
🍌「変な記憶が見えた」
🐷(始まったか)
MENだけが静かに目を閉じた。
**さらに奥へ進む**
やがて巨大な石碑に辿り着いた。
⛄️「大きいね!」
🍆「何が書いてある?」
🦍「読めるか?」
🐰「たぶん」
きなこが文字を読む。
『仲間を信じよ』
『約束を忘れるな』
『たとえ生まれ変わろうとも』
『魂は再び巡り会う』
沈黙。
🦍「かっこいいな!」
🍆「不思議な言葉だね」
⛄️「なんか素敵!」
🍌「……」
おんりーだけが石碑を見つめていた。
何かが引っかかる。
だけど思い出せない。
**その夜 宿屋**
みんなが眠ったあと。
一人だけ起きていた。
🍌おんりーだった。
窓の外を眺める。
🍌「……」
昼間の映像。
謎の記憶。
石碑の言葉。
全部が頭から離れない。
その時。
扉が開いた。
🐰「起きてたの?」
🍌「ああ」
🐰「眠れない?」
🍌「少しな」
きなこが隣へ座る。
しばらく静かな時間が流れる。
🍌「なあ」
🐰「ん?」
🍌「俺たちどこかで会ったか?」
🐰「!」
一瞬だけ表情が固まる。
だけど。
すぐに笑った。
🐰「どうだろうね」
🍌「そうか」
それ以上聞かなかった。
でも。
不思議だった。
🍌(近くにいると安心する)
理由は分からない。
ただ。
失いたくない。
そんな気持ちだけが残っていた。
部屋の外。
🐷「……」
フードの中から見守るMEN。
🐷(もうすぐだな)
🐷(おんりー)
🐷(ちゃんと思い出せる)
二番目の仲間が。
少しずつ。
過去へと近づいていた。
そして遥か遠く。
魔王城跡地。
黒い霧が揺れる。
「勇者……」
闇の奥から声が響く。
「また現れたか」
赤い瞳がゆっくり開いた。
その瞳は。
確かに二十年前に死んだはずの勇者を見ていた。
最後の方は一体誰でしょうね〜!