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第四話 雪の弓使い
推しのおらふくん回です・・・・!!
**第四話 雪の弓使い**
雪が降っていた。
王都から数日離れた山岳地帯。
その名も、
白銀山。
🐰「寒い」
🐷「当たり前だ」
🐰「寒いぃぃぃ」
🐷「うるせぇ」
フードの中の🐷MENは呆れていた。
全属性魔法を使えるくせに、
なぜか寒さに負けている。
🐰「だって冷たいもん」
🐷「火魔法使え」
🐰「あっ」
🐷「お前ほんとに最強か?」
その後ろを歩く🍌おんりー。
🍌「俺も同じこと思った」
🐰「ひどくない!?」
三人は依頼を受けていた。
内容は単純。
Aランク依頼。
本来なら新人が受ける依頼ではない。
しかし。
🐷「お前の場合基準にならねぇからな」
🐰「えへへ」
🐷「褒めてねぇ」
**さらに山を登る**
すると。
遠くから音が聞こえた。
バシュッ!!
何かが飛んでいく音。
ドォォン!!
氷狼が吹き飛んだ。
🐰「おぉ」
🍌「誰かいるな」
岩陰から覗く。
そこには一人の冒険者がいた。
白い髪。
青いマント。
大きな弓。
そして。
次々と放たれる氷の矢。
バシュッ!!
二匹目。
バシュッ!!
三匹目。
氷狼が倒れていく。
🐰「すごい」
🍌「強いな」
🐷「Aランク以上だな」
その時。
最後の氷狼が飛び出した。
グルルルル!!
冒険者へ一直線。
🐰「危ない!」
しかし。
その冒険者は慌てなかった。
⛄️「んー?」
ゆるい声。
次の瞬間。
⛄️「えいっ」
放たれた矢。
バキィィィン!!
巨大な氷柱が出現。
氷狼をそのまま閉じ込めた。
🍌「......」
🐷「......」
🐰「かっこいい」
二人と一匹が頷いた。
**依頼達成後**
冒険者はようやくこちらに気付く。
⛄️「あれ?」
近付いてくる。
⛄️「誰ー?」
🐰「冒険者!」
⛄️「ぼくも!」
🐷「見りゃ分かる」
⛄️「だよね!」
妙に話しやすい人だった。
🐰「ぼくきなこ!」
⛄️「ぼくおらふ!」
🐰「おらふくん?」
⛄️「そうそう!」
その瞬間だった。
ドクン。
きなこの心臓が大きく鳴った。
**おらふくん**
聞き慣れた名前。
忘れるわけがない名前。
前世で何度も呼んだ名前。
だが。
記憶は戻っていない。
目の前のおらふくんは、
初対面のように笑っている。
⛄️「どうしたの?」
🐰「......なんでもない!」
🐷「嘘が下手」
🍌「下手だな」
🐰「二人ともひどい!」
**その日の夜**
三人と一匹は山小屋に泊まることになった。
暖炉の火が揺れる。
⛄️「そういえば!」
🐰「ん?」
⛄️「その子かわいいね!」
おらふくんが指差した先。
もちろん。
🐷MEN。
🐷「誰がかわいいだ」
⛄️「かわいいよ?」
🐷「......」
⛄️「ふわふわだし!」
🐷「......」
⛄️「触っていい?」
🐷「断る」
しかし。
次の瞬間。
もふっ
⛄️「やったー!」
🐷「聞けよ!!」
🐰「あはははは!」
🍌「気に入られてるな」
🐷「最悪だ」
だが。
不思議だった。
おらふくんを見ていると、
懐かしい気持ちになる。
それはおらふくんも同じだった。
暖炉の向こう。
笑うきなこを見る。
⛄️「......?」
なぜだろう。
胸が暖かい。
昔から知っているような。
そんな感覚。
⛄️「会ったことあったっけ?」
🐰「え?」
⛄️「いやー、なんか初めてな気がしなくて」
🐰「!!」
一瞬だけ。
きなこの表情が揺れた。
だが。
すぐに笑う。
🐰「気のせいじゃない?」
⛄️「そうかなー?」
🐷(気付き始めてるな)
MENだけは分かった。
記憶はまだ戻っていない。
だけど。
魂は覚えている。
目の前にいるのは、
かつて大切だった仲間だと。
**深夜**
みんなが眠った後。
一人だけ起きている影があった。
🐷MEN。
静かにきなこを見る。
きなこは寝ていた。
無防備に。
安心したように。
そして。
寝言を呟く。
🐰「おらふくん......」
🐷「......」
🐰「会えた......」
小さな声だった。
🐷「バカが」
MENは小さく笑う。
まだ一人。
あと四人。
きっと。
全部集まる。
あの日果たせなかった約束の続きを、
もう一度始めるために。
ふぅ。前世重いですね〜。
次はドズぼん回になります!