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第二話 日常、そして波乱へ
入学式の次の日。
わたしは学校に着くなり、荷物を置いて同じ小学校の親友ー|雪沢《ゆきさわ》まふゆの机に突進。
多少、、、いやかなり、突進による被害がでたけれど無視。いざとなったらアイツになすりつけよう。(最低)
「まっふゆーー!」
「どうしたの?」
わたしがどんなに騒いでいても、暴れていても、甚大な被害をもたらしても穏やかなまふゆ。小学校の時からずっと一緒にいた大大大親友。そんな彼女には、重大なことを伝えなければ。
「スキルって、、、まふゆ、わたし持ってない、、、、。」
言うと同時に一気に肩が重くなった気がする。
まふゆの穏やかなオーラ、そして校長先生のハゲパワーと入学式の退屈させいで忘れかけていた重要なこと。
それはここが異能力者育成学校(長いよ、簡単にしよ?)なのに面白そうだから、といって試験を受け、そのまま受かってしまったことだ。
「まぁまぁ。咲葵にスキルがあるって判断して先生達は合格させたんでしょ。」
「そういうことじゃない、、、。」
まふゆはスキル「製氷」を持っている。一見地味だが、意外と役に立つ。例えばかき氷とかアイスとか、、、あとは熱中症対策とかにも。
クラス全体を見た感じ、スキルを持ってない人もいるけど、、、けど、けれども持っている人が!か、かっこよすぎる、、、、。
憧れと絶望と、沢山の感情がごちゃ混ぜで脳がおかしくなりそう、と思っていると。
「ワー、キョウモサキハゲンキデスネー」
「うげっ。お前さっきまで自転車こいでたじゃんっ!その隣を車で追い越して朝から優越感に浸ってたのに、、、。」
よって来たのは「あいつ」、、、|青葉《あおば》|怜《れん》。小学校からの多分友達。
多分友達、、、というようにわたしと怜の関係は、、、良くはない。
何だって、足蹴ってくるし椅子蹴ってくるし、なんかドアの上の部分(?)みたいなところにぶら下がってるし。、、、まぁとにかくクソガキだ。同い年が言えることではないけれど。
「てかさー、怜ってスキル持ってんの?」
なんとなく聞いてみると、今まで余裕漕いてた怜の表情が面白いほど変化する。もしかしたらこれは、、、。
「え、えー、えーと。いやね?一応俺もこの学校に、入学してきたんだから。うん。」
もしかしたら、、、同類が見つかるかも。
「つまり!!」
「はい。持ってません。」
「うわ、ダッサw」
思い切り笑ってやる。謎の爽快感が心地よい。
笑って笑って散々笑うと。
「おーい、2人とも、、、。せ、せんせいが」
まふゆの声が聞こえるなりわたしと怜はおもちゃかというほどにゆーーっくり後ろを向く。
あーあ。SHR、もうちょっとで始まるのにまふゆ達としゃべってた、、、。いけないいけない。
心の中で猛反省してももう遅く。
「2人とも?席に着きましょう。」
授業日の初日から、注意された。
そして何日かすぎ、わたしも学校に慣れてきた頃。
「今日から部活見学を放課後やります。部活について、色々これから配る紙に載っているので見ておいてくださいね。」
「咲葵は行く?部活見学。私はいいかな〜、入りたいって思うものがないんだよね。」
まふゆに話しかけられ、自信満々でわたしは答える。
「行かないよ。じゃぁさ、まふゆ。協力してよ。」
部活は、入らない。ううん、正確にいうと、今ある部活には。
そして、何をまふゆに協力してもらうかというと。
探偵部、を創部することに。
平和ですね、今は。