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修学旅行3日目。
今、僕たちは羽田空港にいる。
今日の午前中は、東京スカイツリーや東京タワー、浅草寺、スクランブル交差点など、東京の観光地をバスで巡った。
僕は、昨日の夜に一睡もできなかった反動で、ほとんどの時間を寝て過ごした。記憶にあるのは東京タワーの赤色くらいだ。
羽田空港に着くと、集合時間までは自由にお土産を見て回っていいということになった。
僕は人の多さにうんざりしながら、昨日とはうって変わってとても元気になった|英美《えみ》と一緒に、お土産を見て回った。
とりあえず家族用に東京の銘菓を買い、英美には東京タワーのキーホルダーを買ってあげた。
自分用はいらないと思っていたのだが、お金が余ってしまったので、英美とお揃いのものを買った。
英美がすごく喜んでくれたので、買ってよかったなと思った。
僕も英美も、30分程度で買い物を終えた。
夕月華菜たちを探して合流する。2人とも、パンパンになった土産物袋を両手に提げていた。
「そんなに買ったんだ」
「うん! あ、これ|結《ゆう》さんに!」
そう言って|夕月華菜《ゆうづきはな》が渡してきたのは、くまのぬいぐるみのキーホルダーだった。
東京には関係ないものだったけど、僕のために買ってくれたその気持ちが嬉しかった。
「ありがとう。僕、何にも用意してないけど…」
「大丈夫、期待してないから!」
「え、それちょっとひどい…」
「あはは! うそうそ! 私があげたくてあげただけだから気にしなくていいよ~」
僕たちがそんなやり取りをしていると、|南奈桜《みなみなお》が声をかけてきた。
「もうすぐ集合時間だから行こっか」
「もうそんな時間か~。うん、行こ!」
僕たちはお喋りをしながら集合場所へと移動した。
帰りの飛行機に乗り込み、しおりを確認して自分の座席に座った。
帰りは、隣が英美で、前には夕月華菜と南奈桜がいる。
疲れていたのか、前の2人は搭乗してすぐに眠ってしまった。
「さすがに疲れたな…」
「そうだね~。東京の街とももうお別れかぁ。あ~帰ったら勉強地獄だ」
「ふふっ。一緒にがんばろーねー」
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「ついたぞー。寝てる人起こしてー」
木元先生の声掛けで周りを見ると、僕以外の3人はすっかり眠りこけていた。
「英美~、起きて~」
英美の肩をトントンと叩きながら声をかけると、英美はゆっくりと目を開けた。
「着いたよ。荷物準備して」
僕がそう言うと、英美は寝ぼけ眼で、出していた荷物を片付け始めた。
次に前の2人を起こそうとしたが、もうすでに荷物の準備を始めていた。
どうやら先に南奈桜が起きたようで、南奈桜に起こされた夕月華菜は「うーん」と気持ちよさそうに伸びをしていた。
僕らは空港で解散し、そのまま帰路についた。
夕月華菜と南奈桜、そして英美は、眠ったことで体力を取り戻したのか、僕が3人と別れるまで終始騒がしかった。
「じゃあまた来週~!」
「うん、またね」
家に帰りつくと、僕は荷物を放り出してベッドにダイブした。
「明日は休みだから昼まで寝てよ~」
そう呟いて、そのまま意識を手放した。
最後まで読んでくれてありがとう!
英美と奈桜の恋についての噺でした〜
次回は2/4、12,13話投稿予定です!
ではまた〜